仮面ライダー新シリーズ、仮面ライダーキバが始まった。
まずは大事な見た目、ライダーのデザインから。
なんと言っても格好良いということがヒーローの第一条件!
正直な話、電王はこの点で最後まで格好良くはならなかった。
そして今回のキバ、ちょっとゴツイのが気になるが基本的には嫌いではない。
しかし、アメコミのスポーンとオーバーラップして見えるのは気のせいだろうか?
内容についてはあまり期待はせずに見ていたが、1話目から話がトッ散らかってよくわからない。
子供はハナから相手にしていないのだろうか?
平成ライダーシリーズ全てに言えることだけど、大人が楽しんでしまっていて、本来ターゲットとしなければいけない子供達が置いてけぼりになっている。
大人がみて楽しいのも良いのだけれど、何よりも子供が夢中になるものを作る責任があるということを制作者は理解して欲しい。
諸外国の子供達は宗教から道徳観等を学ぶが、宗教に大らかな日本では仮面ライダーやウルトラマン等のヒーロー達がその役割を担っているのだと私は思っている。
私自身も仮面ライダーやウルトラマン、その他アニメや漫画などで生き方を学んできた。
大人が楽しむのなら別バージョンとしてVシネでも作れば良いだけの話で、本放送はあくまでも子供中心に作るべきだ。
最近昔の特撮ものを見る機会が多い。
当然ながら現在の特撮モノに比べると映像は稚拙だしストーリーもハチャメチャ。
しかし、ハチャメチャながらも単純明快でわかりやすい!
ヒーローは明らかにヒーローの服装をしているし、悪いやつは出てきた瞬間に悪役だ!とわかる。
今みると恥ずかしさを感じるくらい真っ直ぐに正義を表現している。
しかし、だからこそ子供達は熱中したのだ!
私が子供の頃、「~ごっこ」は定番だった。
もちろん仮面ライダーやウルトラマンは「ごっこ」の王道!
時代は違うが、今「電王ごっこ」している子供っているのだろうか?
今、特撮(アニメもそうか)を作っている人達は私と同世代くらいの人が中心だろう。
子供の頃のワクワク感が忘れられず、自分たちがライダーを作るんだ!という思いがあるのだろうが、間違えてはいけないのは、今の自分が面白い!と思うモノを作るのではなく、子供の頃の自分が面白い!と感じられるものを作らなければいけない!ということ。
仮面ライダーシリーズを見ていると今の自分の価値観が中心になっているようで残念だ。
私は見ていないが、レンジャーシリーズの方はまだ子供が楽しめているような気がする。
あそこまででなくてもいいが、もう少し子供がみて目を輝かせてテレビの前に正座するようなものを見せて欲しいと願っている。
2008年1月28日
から
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