ゆるり草格日記

草格闘技塾MARS代表のブログ

テレビ観戦のDynamite!!と一部やれんのか!!

| 3件のコメント

誤解を恐れずに言えば、今年はプライドがなくなってしまったお陰?で面白いカードが沢山揃っている。
会場には行けなかったがテレビで観戦。
感想をチョロチョロと書いてみよう。


K-1甲子園、一回戦。
才賀 紀左衛門とHAYATO
才賀は早くて変則の蹴りが自慢なのだろうが、軸が倒れてしまっているので重さがない。あれではよっぽどタイミングが良くないと倒れない。また才賀の構えを見ると肘の位置が後ろに来ているので一目でパンチが出せないということがわかる。
目が慣れてしまえばHAYATOが勝つのも難しくなかっただろう。
同じく一回戦、久保 賢司と雄大の試合。
なんでも久保選手は18才でムエタイの世界チャンピオンらしい。
しかしデビュー戦(?)の相手と大差ない実力。これがキック界の現状だろう。
とても狭い世界だ。
先ほどの試合と同じく、構えを見ればどちらが強いかは見えてくる。
久保選手は構えたときに腰が折れてしまうっているので倒せるようなパンチやキックはできない。
対する雄大選手の構えは上体が起きていてパンチもスムーズに出る。
結果は雄大選手の勝ち。
K-1甲子園 決勝戦。
HAYATOと雄大
お互い年齢の割に上手いけれど小さくまとまってしまっている。
解説で畑山も言っていたが若さがない。
雄大選手はせっかく良いパンチを持っているのにキック主体の戦い方。
セコンドの指示もキック主体ということらしいが、もったいない。
本戦はお互いに警戒しすぎてつまらない内容。エクストララウンドの戦い方を一ラウンドからやらなければダメだ。
今の強さではなくこれからどれだけのびていけるかを考えて育てていかなければかわいそう。
武蔵とアッカ、意味のないカードだ。
武蔵になんのメリットがあるのだろう?
結果はKO勝ちだが、あの内容では武蔵の株が落ちることはあっても上がることはない。
関係ないけど、武蔵の顔は年令と共にどんどんひどくなっている気がするのは私だけだろうか・・・
田村と所の試合は体力差がはっきりと出てしまった。
所は自分と同じ体重の選手とスピーディーな試合を見せてもらいたい。
田村はいつまでも駄々こねていないで桜庭とやるべきだろう。
もうそれ以外に存在感を示せるカードは残っていない。
キム・ヨンヒョンとペタスの試合。
しかしヨンヒョンはコーラのCMで桑田佳祐と戦っているCGの馬場さんにそっくりだ!
西島とマヌーフ
西島は総合では通用しない。K-1に出た方がよっぽど面白いのではないだろうか?持ち味がまるで出せない西島は見ていて全然面白くない。
ヤヒーラとキッド、二人とも打たれ弱いなぁ。
キッドは寝技を警戒しすぎて打撃の切れが鈍った。
ヤヒーラがもう少し打撃の出来る選手なら危ない試合だった。
ヤヒーラはもう少し打撃を勉強しないと総合では勝てない。
ボブサップとボビー、名前だけ聞くと面白いカードだけどよく考えてみればお互い素人。
体の大きい方が勝つという単純な内容。
入場までが楽しいといういつものDynamiteらしい試合。
船木と桜庭、雰囲気作りは二人とも流石だなと感じる。
しかし、内容は・・・船木は体に力が入りすぎ、筋肉のつきかたを見れば分かるが力を入れるトレーニングしかしていないんだろう。
あれでは柔軟な動きや発想は出てこない。
当然の結果。
ミノワマンとズール
ミノワがもう少し頭の良い選手だったら・・・気持ちだけでは結果に繋がらない。
決して勝てない相手ではなかっただけに残念だ。
ヒョードルとホンマンの試合は楽しめた。
投げに行くヒョードル、押しつぶすホンマン。
下から十字を取りに行くも規格外のサイズに支点がずれてしまい決まらない。
しかし2度目のトライで調整する辺りは流石にヒョードル。
ホンマンも玉砕覚悟で前に出ていたらもっと面白い試合になっただろう。
三崎と秋山
三崎のドタバタした感じが気になっていたが、案の定良い右をもらってダウン。
幸い秋山の詰めが甘く助かったが危ない場面だった。
最後はこれ以上ない内容の勝ち方。
会場の盛り上がりも凄かったことだろう。
すっかりダーティーなイメージの秋山だが、決して弱い選手ではない。
トップクラスの実力であることには間違いない。
基本的に私は嫌いだが、もうそろそろ偏見の目で見るのをやめても良いのではないだろうか。
せっかく実力も才能もある選手なのにいつまでも十字架を背負わされているのは見ていて忍びない。
やれんのか!!で見たい試合が見られなかったのは残念だけど、今年も楽しい年末だった。
さあ!この結果を踏まえて、2008年の格闘技界はどう動いていくのか?
2006から2007年は格闘技界にとってあまり良い年ではなかった。
2008年、新たなムーブメントが起こってくれるのを期待している。

3件のコメント

コメントを残す

必須欄は * がついています