またサッカーネタでスイマセン。<(_ _)>
まだしばらく続きます。
WBCで見事なリーダーシップを発揮し、世界一に導いたイチロー。
同じように世界で活躍し、日本サッカー界を引っ張っている中田。
代表チームの中で同じような役割を担った二人。
ネットで見ると、イチローにはあって中田には無かったものをいろいろと書かれている。
その一番の違いは「ゆとり」ということらしい。
なるほど、確かにそう見える。
しかし、それは二人の年令の違いというものが大きいのではないだろうか？
中田２９才、イチロー３２才。
たった３つの差だが、この２０代と３０代の違いは大きい。

私自身３０代後半に入ってきた。
そんな私自身が経験した２０代と３０代の狭間。
そして見えてきたモノをお話ししよう。
２９才というのは２０代の終わり。
スポーツをしているものにとって３０代というのは未知の世界。
いわゆる「オッサン」になってしまうという危機感に襲われるのだ。
オッサンになるということは選手生命の先が見えてしまうと言う事。
そう言った心理状態なので非常に焦りを感じる。
今が最後だ、ここで結果を出さなければ！そんな思いで戦ったのだろうと思う。
その結果、チームメイトへの厳しい言葉へと繋がってしまった。
これが最後という「焦り」がチーム全体に悪い意味で作用してしまったのだろう。
実際に３０代になってしまえば、その思いは杞憂であったことに気付く。
３０になったくらいで急に体力が落ちると言うこともない。
逆に思ったより動けるということが自信にも繋がる。
２９才は２０代の最後、３０才は３０代の最初。
ゴールからまたスタートラインに立ち急に視界が広がる。
個々のキャラクターの違いもあるが、このゆとりがそのままイチローと中田の違いに見て取れる。
そう言ったことを考えると今の中田とイチローを比較して中田はダメという判断をされてしまうのは非常に可哀想だ。
これから３０代を迎える中田がどのように変化していくのか？
それを見守ってあげたい。
そして３０代の中田が率いる日本代表というモノも見てみたい。